形成外科のスーパードクター

形成外科では、ケガの縫合・傷跡修正の外傷治療、顔面骨骨折手術・先天奇形手術(口唇裂・指趾の奇形・耳の奇形等)手の外科、他科の術後トラブル症例の再建などを行っており、病気による、異常や変形を治したり、失った機能や体の一部を新たに作ること等が出来ます。

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再建外科医

東京都
山本匠 医師
国立国際医療研究センター病院
リンパ浮腫に対する低侵襲外科治療、外傷再建、ケロイド再建、穿通枝皮弁を用いた乳房再建、各種腫瘍切除後の再建手術、趾温存足趾移植による手指欠損の再建などに対する「スーパーマイクロサージャリー」を駆使した高難度再建外科手術に力を注いでいます。
2007年東京大学医学部卒。
虎の門病院外科、東京大学形成外科、東京都立墨東病院形成外科等を経て現職。

マイクロサージャリーよりもさらに細い0.5mm 未満の血管や神経、組織の吻合に用いられる「スーパーマイクロサージャリー(超微小外科手術)」の第一人者として知られています。
スーパーマイクロサージャリーを行うには、0.05mm の針先の感覚のみで血管内腔を感じ取る確かな技術が不可欠とされていますが、山本医師はこの技術をマスターすることにより、様々な再建を可能なものとしています。

国内外で再建手術を執刀しており、これまでに超微小血管・リンパ管を9000本以上吻合してきた実績を持ち、日本脈管学会「JCAA 優秀賞」を始めとして、数多くの賞を受賞している若き名医です。
山本医師が所属する同院の形成外科は外来診療・入院診療ともにチーム診療を行っています(担当医・主治医・執刀医の指名はできません)。
同チームの高い再建技術を学ぶために外国人医師が見学・臨床修練に訪れることも多く、外来・手術などにおいては外国人医師とともに診療を行っています。

リンパ浮腫の治療においては、0.3~0.5mmのリンパ管吻合の際にスーパーマイクロサージャリーが欠かせませんが、同院では、血管とリンパ管の内皮同士をつなげるリンパ管細静脈吻合術(LVA)によって、吻合部閉塞のリスクを著しく低下し、治療効果を向上させることに成功しました。
LVAを実施している施設は全国に70以上ありますが、山本医師がセンター長を務める同院の国際リンパ浮腫センターでは、リンパ外科治療が年間300件以上と世界的に見ても圧倒的な症例数を誇っています。
山本氏のもとには全国から再建が困難な重傷患者が治療に訪れていますが、診療の合間を縫って海外にも出向いて再建手術を請け負っています。

2024年1月31日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」において”再建外科医・山本 匠 希望をつなぐ若き天才の素顔”というタイトルで全国放送されました。

<参考>同院で扱っている疾患
外傷、熱傷・瘢痕拘縮・ケロイド、神経障害、腫瘍、四肢の疾患、躯幹・陰部の疾患、乳癌術後後遺症、リンパ浮腫・血管奇形(詳細につきましては、同院のホームページを参照ください)
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